エコー(超音波)診断・治療

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エコーで原因をその場で見極め、
痛みの少ない治療を行います。

整形外科医にとって、骨はもちろんのこと、全身の筋肉や腱といった軟部組織の評価も非常に重要です。レントゲンは有用な検査ですが、筋肉や炎症の程度を直接評価することはできません。

その点、エコー(超音波)検査はそれらを診察室でリアルタイムに確認することができます。

しかし、エコーは専門としていない医師が「ただ当てる」だけでは正確な診断ができません。適切な描出から評価、そして治療への結びつきまでを正確に行うには、高度な専門知識と豊富な経験が必須です。
そのため、誰が行うかによって結果の質に大きな差が生まれます。だからこそ、どこで診てもらい治療するかが重要になります。

当院の専門性と実績

現在、多くの医療機関でエコーが導入されています。一方で、診療の主軸として日常的に活用し、診断から治療まで一貫して適切に活用できる施設はごく一部です。当院では、エコーを単なる補助ではなく、診療の「中心」に据えています。
それを可能にしているのが、専門的な研鑽と圧倒的な症例実績です。

専門的な研鑽

院長は大阪ショルダーチーム(大阪公立大学肩関節グループ)のもとで研鑽を積み、エコー診断・治療の技術を磨いてきました。
現在はその知見を活かし、市民公開講座の実施や海外政府関係者の診療にも従事しております。

パキスタンの政府関係者の診療に従事

市民公開講座

医療技術の開発に貢献

世界で初めて無痛手術を可能にしたカテーテルを開発し、現在は全国の大学病院を含む最先端の医療機関で使用されています(年間2,500件以上)。
また、勤務医時代より、医師や企業向けのハンズオンセミナーの実施や開発したカテーテルに関する学会発表を行い、医療技術の発展・向上にも貢献してきました。
こうした実績を通じて、医療業界全体の技術向上にも寄与しております。

主な学会発表・論文執筆実績

  • 新型カテーテルを用いた持続斜角筋ブロックの有用性
  • ピッグテールカテーテルを用いた持続斜角筋間ブロックにおけるカテーテル留置位置の比較検討

日本肩関節学会、日本臨床麻酔学会、日本超音波整形外科学会

超音波特集雑誌に掲載

医療従事者向けのハンズオンセミナー

豊富な症例実績

日常診療においてもエコーを徹底して活用しており、国内有数の症例実績を誇ります。

  • エコーガイド下関節内ブロック(肩・膝など):年間 約2.5万件
  • サイレントマニピュレーション:年間 約80件
  • 石灰沈着性腱板炎の石灰除去術:年間 約150件

エコー診断・治療の特徴

エコーを活用した治療

サイレントマニピュレーション(非観血的関節受動術)

累計施行実績:688件(2026年6月時点 / 年間平均 80件)

術前と術後2週間

凍結肩や軽度の可動域制限に対して行う治療で、エコーの進化により近年注目されています。
この手技で最も重要なのは、確実に痛みを取り除いた状態で行うことです。

当院ではエコーを用いて肩関節周囲の神経にピンポイントで麻酔を行い、無痛状態を作り出した上で施行します。
可動域の改善が非常に早いことが特徴で、約2週間程度で日常生活に支障のないレベルまで回復が期待できます。

治療方針について

近年、サイレントマニピュレーションは広く行われるようになっていますが、すべての症例に適応となるわけではありません。
適切な判断なく行うことで、かえって状態を悪化させてしまう可能性もあります。状態によっては保存治療が適している場合や、手術が必要となる場合もあります。
当院では、拘縮の程度や期間、年齢、骨密度などを総合的に評価し、それぞれの患者様に最も適した治療を選択しています。
この判断には肩関節に関する専門的な知識と経験が不可欠です。

サイレントマニピュレーション後の経過(治療成績)

当院における過去の治療成績では、施行前に制限されていた可動域が大きく改善し、その後もリハビリによって良好な状態が維持できていることが確認できます。
術後はリハビリが非常に重要となります。当院では、サイレントマニピュレーション後のリハビリに精通した肩専門の理学療法士が担当します。必要に応じてエコーも併用しながら、安全かつ効果的にリハビリを進めていきます。
また、当院では大阪公立大学肩グループと共同で研究活動を行っており、学会発表・論文執筆にも取り組んでいます。
術後約3ヶ月は積極的にリハビリを行い、その後は状態に応じて定期検診へ移行します。
これまでに600例以上の施行実績があり、サイレントマニピュレーションにおいて豊富な経験と専門的な知見をもとに治療を行っています。

サイレントマニピュレーション後の拳上角度の経過グラフ。施行前に低下していた可動域が1週間後に大きく改善し、その後のリハビリにより良好な状態が維持されていることを示している。
主な論文・学会発表実績
  • 凍結肩に対する非観血的関節授動術後のリハビリテーションの注意点
  • 凍結肩に対する非観血的関節授動術後の疼痛再燃因子の検討

日本肩関節学会

手技工程

  1. 準備

    点滴を開始します。

  2. 麻酔

    エコーを用いて肩関節支配神経にピンポイントで麻酔をかけ、麻酔が効くまで約15分待ちます。

  3. 手技実施

    医師によりサイレントマニピュレーションを実施します。

  4. リハビリ

    担当理学療法士により、リハビリを行います。

  5. 術後処置

    最後に肩関節内に鎮痛剤を注射し、手技を終了します。

  6. 安静

    麻酔がある程度切れてくるまで(約4時間)はクリニックで安静にしていただきます。

エコーガイド下石灰除去術

年間施行実績:約150件

石灰除去前と石灰除去後

腱板に沈着した石灰を除去する治療です。石灰自体は1cm程度と小さいため、ピンポイントで針を刺して除去するには高度な技術を要します。

石灰を除去することで症状は劇的に改善します。ただし、石灰が消失した箇所の腱板が自然に再生することはないため、悪化を防ぐための定期検診(1~3ヶ月に一度)と、保存加療を行いながら経過観察をすることが重要です。

さまざまな施設からのご紹介もあり、年間約150件をコンスタントに施行しており、国内有数の実績を誇ります。また、患者様のご希望に応じて伝達麻酔を併用し、より負担を抑えて処置を行うことも可能です。

手技工程

ブラウザでは画質が低く表示されます。YouTubeアプリでご視聴ください。

  1. 同定

    レントゲン、エコー画像の情報を元に石灰部分を特定します。

  2. 伝達麻酔

    希望に応じて伝達麻酔を併用して処置を行います。

  3. 石灰除去術施行

    エコーで同定しながら石灰を除去します。施行時間は約2・3分程度です。

  4. レントゲンで除去の程度を確認

    石灰が除去できた場合は石灰がどの程度除去できたか、レントゲンで確認を行います。

よくある質問