根拠に基づいた「担当制リハビリテーション」
リハビリテーションは「多く行うこと」よりも「適切な時期・内容」が重要です。当院では、症状や経過を見極めながら、医師と連携して的確に判断・アドバイスを行います。
当院のリハビリテーションの特徴
-
担当制による一貫したサポート
毎回同じ理学療法士が担当することで、症状のわずかな変化や治療の経過を継続して詳しく把握できます。前回の実施内容を踏まえたスムーズな介入はもちろん、患者様のライフスタイルや回復スピードを深く理解した上で、その時々に合わせた無理のないリハビリテーションを継続して行えるのが、当院の大きな強みです。
-
専門性の高い肩関節のリハビリ
全身はもちろん、特に肩関節のリハビリを得意としています。肩の痛みは、原因や時期の判断を誤ると、さらに悪化させる恐れがあります。特に腱板断裂を確認せずにリハビリを行うことは危険なため、当院では初診時にエコーで正確に腱板を評価し、安全性を十分に確認した上でリハビリを開始します。
また、リハビリ分野では大阪公立大学肩グループと連携し、研究や学会発表を通じて得られた知見を日々のリハビリ診療に反映させています。主な論文・学会発表実績
- 凍結肩に対する保存療法有効例と抵抗例の初期自動可動域の特徴
- 凍結肩における夜間痛が再燃する時の理学所見の特徴
日本肩関節学会
-
エコーを活用した質の向上
エコーを用いて、筋肉や組織の状態を視覚的に確認しながらリハビリを行っています。リハビリ前後の評価や治療方針の確認に活用し、必要な場面を見極めて使用しています。常に使用するのではなく、状態に応じて適切に活用しています。その結果をもとにリハビリの強度や内容を調整し、より質の高い治療につなげています。
当院のリハビリに対する考え方
リハビリは「回数」や「量」ではなく、状態に応じた“タイミング”が重要です。同じ痛みでも、動かすべき時期と、無理に動かさない方がいい時期があります。
当院では、医師と理学療法士が常に状態を共有し、今どの段階なのかを見極めたうえでリハビリを行っています。特に肩関節では、このタイミングを誤ると改善が遅れたり、かえって悪化することもあるため、適切な判断が重要です。
対応している主な疾患
肩関節疾患(凍結肩・腱板断裂・インピンジメント症候群など)を中心に、首・腰・膝などの一般整形外科疾患や、術後リハビリにも対応しています。
リハビリテーションの流れ
当院のリハビリは完全予約制です。医師の診察のうえ、リハビリが必要と判断された方にご案内しています。
-
問診
現在の痛みや違和感、症状が出るタイミング、日常生活でお困りの動作について詳しくお伺いします。あわせて外傷歴や既往歴なども確認し、身体の状態を総合的に把握します。
-
視診・触診
問診内容をもとに視診・触診を行い、動きの制限がある部位や痛みの原因となっている部分を評価します。
-
動作の確認
どの動きで痛みが出るのか、どの動作で力が入りにくいかを確認し、症状の原因を明確にします。
-
リハビリ実施
これまでの評価をもとに治療方針を決定し、リハビリを行います。ストレッチや運動療法を中心に行い、ご自宅でできるセルフケアについてもお伝えします。
通院について
状態に応じて、適切な通院間隔をご提案します。
一般的には1〜2週に1回程度が多く、術後などは状態に応じて回数が増えることもあります。
安心・安全にリハビリを受けていただくために
リハビリテーションは、闇雲に動かせば良いというものではありません。炎症が強く「安静」が必要な時期に無理に動かしてしまうと、かえって組織を傷め、回復を遅らせてしまう恐れがあるからです。
当院では「最短での回復」を目指すからこそ、まずは診察の段階で現在の状態を厳密に評価し「今は動かすべき時期か、それとも安静を優先すべき時期か」を正しく判断することを最優先しています。
リハビリを控えた方がいい症状の例
以下のような時期には、無理に動かすことで症状が悪化する場合があります。
- 急性の頚部・腰の痛み
- 発症早期の捻挫
- 腱板断裂の急性期
- 急性の頸椎・腰椎ヘルニア
- 夜間痛を伴う肩の痛み
- 熱感・腫脹を伴う膝の痛み
- 詳しくは診察時にご説明します
- やみくもにリハビリを行うと症状が悪化する場合があるため、当院では状態を見極めたうえでリハビリを行います。